基本料金削減を目的としております。
遮断時間のコントロール
一般的なブレーカーと違い、遮断時間をコントロールしている点が最大の特徴となります。内蔵した電流センサーにより、電流値と過電流が流れている時間を計測し、遮断規格を超えると、電気信号により遮断を発生させます。
容量変更
お客様の環境に合わせて容量(アンペア)変更が可能です。設備変更のたびに、新しい製品を購入する必要がありません。
※弊社指定工場以外での作業は、法令により禁止されております。
製品ラインナップ
低圧契約1kW~43kW契約用、従量電灯7kVA~25kVA契約用の計62機種をラインナップ。1kW/kVA単位で選択でき、一般的なブレーカーと比較し、より最適な容量での契約が可能です。
電気基本料金削減の原理
STEP.01- 電気料金体系
電気料金とは
基本料金 + 電力量料金 + 再エネ賦課金
①基 本 料 金
検針票にkW(低圧電力)またはkVA(従量電灯契約)で記載された契約容量に応じて発生する料金。
例) 基本料金=契約容量×各電力会社が設定した単価
ただし、1ヶ月の電力量が0kWhの時は半額になります。
②電力量料金
検針票にkWhで記載された電力量に応じて発生する料金。
例) 電力量料金=電力量×(各電力会社が設定した単価±燃料調整費)
従量電灯契約の場合、単価が電力量に応じて3段階に設定されてます
③再エネ賦課金
再生可能エネルギー買い取りの費用。電力量に応じて発生する料金。
例) 再エネ賦課金=電力量×単価(全国一律)
STEP.02- 契約容量の決め方
負荷設備契約
電気回路上に存在する設備(機器類、コンセントなど)の容量から計算された容量を契約容量とする決め方。設備の多くが同時に連続稼働する施設に適した決め方。メリット
全ての設備容量を網羅し、ブレーカーが遮断するリスクが少ない
デメリット
電力使用量や使用状況に関係なく契約容量が決まる為、
必要電力量より契約容量が大きくなりやすい
主開閉器契約
回路上で、メーターから回路の分岐点(2系統以上に分かれるところ)までにあるブレーカーの内、最も小さい容量(アンペア)から計算された容量を契約容量とする決め方。設備が同時に稼働することが少ない施設に適した決め方です。メリット
必要最小限の電力量で契約容量を決める事ができ、無駄が少ない
デメリット
必要な電力量の把握には専用器具による電力測定の他、
稼働状況の把握が必要な事が多く、
電気的な知識がないと契約容量の選定が容易ではない
STEP.03- ブレーカーの遮断方式
①JIS(日本産業規格)で、ブレーカーの遮断規格が規定されています。
②ブレーカー遮断機構の違い
・一般的なブレーカー
バイメタルと呼ばれる熱膨張率が異なる2枚の金属板が、電流により発生した熱で湾曲し、接触点が無くなると遮断が発生する。
周囲温度の影響を受け、また、熱により遮断を発生させる機構の為、遮断時間が一定にできない。
・eセーブブレーカー
バイメタルを内蔵する代わりに、電流値の測定と定格電流以上の電流が流れている時間の計測を行い、遮断規格から外れた時に、
電気信号により遮断が発生する。
STEP.04- 削 減
導入事例
e セーブブレーカー導入事例をご紹介
コインランドリー
導入前
負荷設備契約:40kW基本料金/月:¥40,504
設備①:洗濯機
設備②:乾燥機
設備③:空調機
導入後
主開閉器契約:21kW(▲19kW)
基本料金/月:¥21.264(▲¥19,240)
年間削減金額:¥230,880
マンション
導入前
負荷設備契約:28kW基本料金/月:¥33,649
設備①:揚水ポンプ
設備②:エレベーター
設備③:機械式駐車場
導入後
主開閉器契約:7kW(▲21kW)
基本料金/月:¥8,412(▲¥25,237)
年間削減金額:¥302,844
運送会社
導入前
負荷設備契約:20kW基本料金/月:¥21,736
設備①:洗車機
設備②:リフト
設備③:コンプレッサー
導入後
主開閉器契約:10kW(▲10kW)
基本料金/月:¥10,868(▲¥10,868)
年間削減金額:¥130,416